ゴルスピー(Golspie)からスコットランド鉄道(Scot Rail)のローカル線(北ハイランド線)のディーゼル車に揺られ、昼ごろ最果ての町ウィック(Wick)へやって来ました。
14年前、オークニー諸島へ渡るため北西のサーソー(Thurso)の町へ行きましたが、ここは初め。
まずは今宵、宿泊するゲストハウスに荷物を預かってもらおうと足を向けたら、チェック・インが午後4時からで閉まってました〜!
ありゃ、先日と同じパターンですがな……。
ちょっとだけ、「えらいこっちゃ」~。
近くにパブがあったので、ビールをオーダーし、荷物を預かってもらおうと女性スタッフに事情を伝えると、ゲストハウスのオーナーに電話をかけてくれました。
彼女は電話を切ると、ぼくに「大丈夫よ」と言って説明してくれたのですが、何せ早口なので、ちんぷんかんぷん。
ゆっくり喋ってもらっても、きつい訛りでよくわからない。
結局は紙に書いてもらいました(笑)
「左側の郵便受けにカギが入っています。それで中に入り、荷物を置いてから、カギを郵便受けに戻してください」
そういうことやったんか。
これで荷物の件は解決。
さて、今日はジョン・オ・グローツ(John O’Groat)へ行くのが目的です。
何かけったいな地名でしょ。
ここに住んでいたオランダ人の名前に由来するとか。
当地はスコットランド、いやイギリス本島の最北端です。
とはいえ、本当の最北端はずっと西方のダネット(Dunnet)岬なんですが、一応、何となくそうなっています〜(笑)
バスの時間が近づいてきたので、橋のたもとのバス停で待つも、なかなか来ない。
通行人に聞くと、「別のバス停ですよ」。
えっ! 観光案内所でバス停の場所を教えてもらったのに、一体どういうことや。
最終のバスに乗り遅れてしもうたやないか、プンプン。
怒り心頭で観光案内所に駆けつけると、先ほど教えてくれた若いスタッフがおらず、年配女性が応対してくれました。
どうやら若い子が勘違いしていたみたい。
そんなん理由になるかい〜!
文句を言おとしたら、笑顔で「すんません」「すんません」を連発する年配女性がぼくの母親にどことなく似ていたので、知らぬ間に怒りが収まってきました。
「タクシーで行くしかないですね。呼びましょうか」
思わず、「イエス」と言ってしまった。
まぁ、この際、高くつくけどしゃあない。
そんなわけで、やっとこさジョン・オ・グローツにたどり着けました。
天気が良くてよかった。
ここに来たのはもちろん、「イェーッ!」をやるためです。
それが旅の3つ目の目的でした。
日本の最北端(北海道・宗谷岬)と本州最北端(青森県・大間崎)では未経験なのに……、やっぱりぼくはけったいですね〜(笑)
日本でも必ずやりますから〜!
あの有名な表示ポールの近くには観光客が大勢いたんですが、気にせずに絶叫しました。
1、2〜の3。
イェーッ〜!!!!!
周りの人、びっくりしてはりました(笑)
でも、めちゃめちゃ気持ちよかった。
あ〜っ、目的を達成でき、大満足。
シャチも初めて至近距離で見ることができたし。
バスの件で気分を害していたことなどもうすっかり忘れていました。
めでたし、めでたし〜